SSブログ

好きな曲だよ ~「Statesboro Blues」 オールマン・ブラザース・バンド~ [音楽のこと]

前回に続いて好きな曲のことを書いちゃおうとしているわけですが、
ちょっと古いというかマニアックな感じは否めないです……

ということで、今回も、
知っている人は知っている。
知らない人は全然興味がない!!
という曲なんです(汗)

オールマン・ブラザース・バンドの「Statesboro Blues」です。

この曲は、1971年発表の「フィルモア・イースト・ライブ」(原題「At Fillmore East」)のオープニング曲で、
出だしのリフがとっても印象的で、ブルースの作法に則った演奏である。
そして、デュエイン・オールマンのスライド・ギターでのイントロ!!
デュエインが”スカイ・ドック”と呼ばれていたのも納得してしまう。
間奏のディッキー・ベッツのソロはどちらかというと控えめな印象ですが、
そつのない演奏をしております。
もちろん、グレッグ・オールマンのボーカルもカッコイイです。
やっぱり、ライブ盤だからドライブ感があって自然と身体が揺れてしまいます(笑)

原曲は、ブラインド・ウィリー・マクテルというブルースの人ですが、
デュエインがカリフォルニアにいる時にタジ・マハールという、
やはりブルース関係の人のライブでこの曲を聴いて、
とっても気に入って、後にオールマンズのレパートリーにしたそうな。

タジ・マハールのバージョンもCDを持っているのですが、
もちろんブルースですし、ある意味オールマンズよりもブルースです。
ターン・アラウンドなんかも、よりブルースです(笑)



「フィルモア・イースト・ライブ」はもちろん全体にわたってとってもいいアルバムで、
他にもいい曲が入っています。
そして、演奏がとてもエネルギッシュで、1曲が長い!!(笑)


私がやっとこのアルバムを買えたのは、高校三年生の時。
発表されてからかなり年月が経っていたが、
とにかく、ただでさえ小遣いが月5000円の時に、
2枚組アルバム(もちろんLP盤です)も5000円!!
ひと月小遣いなしで耐える覚悟がないと買えない……

そこで考え付いたのが”修学旅行”。
修学旅行は小遣いが多くもらえるぞー!!
そして、京都の輸入レコード店で即買いし、
大事に川崎まで持ち帰ってきたのでした(爆)


それにしても、やっぱりデュエインは偉大だ!!
マッスルショールズ(アラバマ州の有名なスタジオ)でセッションマンをやっている時に、
ウィルソン・ピケットの「ヘイ・ジュード」のセッションに参加して一躍有名になった。
(先ほど出てきました”スカイ・ドック”の異名を与えたのはウィルソン・ピケットです)

そして、オールマンズ結成後も、エリック・クラプトンに請われて、
アルバム「レイラ」にデレク・アンド・ドミノスの一員として参加し、名演を残している。
空中分解寸前だったレイラ・セッションを活性化させたのは、まさしくデュエインだった。
そう!!もし、デュエインが居なければ、
エリック・クラプトンの”あの”レイラは生まれていなかったかもしれないのだ。

エリックは、今でもオリジナル・メンバーのブッチ・トラックスの甥で、
現オールマンズのメンバーであるデレック・トラックスにデュエインの面影を見ている。
それは、自身のバンドにデレック・トラックスを招き入れたことでもわかる。
デュエインと共演しているつもりだったのではないだろうか?!

そんなデュエインもフィルモア・イースト・ライブの成功から間もない
1971年10月29日にバイク事故でこの世を去った。
まだ、24歳だった……


ジミ・ヘンドリックスしかり、天才は神様に早く召されてしまうのか?!
しかし、短い期間であっても、そのインパクトの大きさは計り知れない……


nice!(5)  コメント(2) 

nice! 5

コメント 2

芦毛のベジータ

学生の頃FM雑誌、FMステーションとかもう一つあったな
新譜アルバムの小さい記事を読んで、どんな曲だろうって
思ったものです。
また楽しみにしてますよ∂‿∂ノ
by 芦毛のベジータ (2013-06-12 22:49) 

stratcrazy

ウイとさん

もうひとつは、FM Funだったかな?!
私もFMをエアチェックしていたので、毎号買っていました。
新譜コーナーもよく見ていましたよ!!
FMで耳にして、アルバムを買ったというのも、結構ありました(^^)
by stratcrazy (2013-06-13 09:32) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。